2017.04.28
アルミ押し出し材の表面処理
category :
アルミ関連
アルミ押出材の表面処理
以前にお客様より「表面仕上げ処理は、黒の塗装でお願いします。」という、表面加工依頼がありました。
こちらのお客様は、黒塗装にすることによるアルミ押出材の放熱作用向上が狙いとの事でした。
アルマイト電解着色処理は比較的安価で、処理槽に浸けるなどの方法で均一な処理が可能です。
アルマイト処理は通常6ミクロン~9ミクロンの被膜となりますので、アルミ押出材の機械加工後からの処理は、塗装処理品より傷取りをしっかり行わないと、傷が気になる場合もあります。
また、アルマイト処理後の塗装は、色が付きやすいとおっしゃるお客様もおります。
アルミ押出し材の表面処理に黒塗装や、黒アルマイト処理した物は、放熱効果が上がると言われます。
但し、このアルミ押し出し材の放熱作用の効果アップは、アルミ押し出し材の形状や、肉厚との関係が多く係るため、一概には必ず放熱作用が上がるとは、言えないようです。
そしてアルミ押出材でのアルマイト処理は、通常処理をした後、絶縁(電気を通さない)状態になりますが、お客様のご要望により「電気が通るようにしたい」などの場合は、色は特定色になりますが電導性のアルマイト処理もございます。
弊社では、お客様の多くのご要望に応えられるように努めておりますので、お気軽に、ご相談していただければと存じます。
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